夏コミ新刊、11月も売れ続ける

要点:

・FANZA同人のジャンル別集計(2026年11月2日時点)で、コミケ108(2026夏)タグの「平均販売増分」は1作品あたり10本。主要ジャンルの多くが2〜3本の中では飛び抜けた数字

・平均価格は818円。主要ジャンルの650円前後より高めなのに、売れ行きは落ちていない

・観測1日分の推定売上額は約1,078万円。8月の夏コミから約3か月経っても、DL販売で動き続けている

夏コミの新刊は、イベントが終われば売れ行きが落ち着く。そう思われがちだが、FANZA同人の数字を見ると様子が違う。

同人アナリティクスのジャンル別推定売上分析(データ基準日:2026年11月2日、観測期間:11月1日〜11月2日の1日間)によると、「コミケ108(2026夏)」タグが付いた作品は1,465作品で、1作品あたりの平均販売増分は10本だった。

この「平均販売増分」は、前回観測から販売数がどれだけ増えたかを作品ごとに平均した数値だ。同じ表の中で見ると、男性向けは2本、成人向けは2本、中出しは3本、巨乳は3本と、母数の大きい主要ジャンルは軒並み1桁前半にとどまる。新作タグのような例外を除けば、コミケ108の10本は頭一つ抜けた水準にある。

もう一つ目立つのが価格だ。コミケ108タグの平均価格は818円。推定売上額の上位ジャンル――男性向け(平均673円)、成人向け(同659円)、中出し(同654円)――と比べると、150円以上高い。それでも販売の勢いは主要ジャンルより強い。値段の高さが、そのまま買い控えにつながっているわけではない構図だ。

観測1日分の推定売上額はコミケ108タグ全体で約1,078万円(販売数増分14,929本)。イベント開催は8月。約3か月が経った11月に入っても、夏コミの看板を背負った作品群がDL市場でまとまった額を動かし続けている。

なお、この数字は販売数増分と現在の作品価格から算出した集計サイト独自の推定値で、FANZA公式の実績ではない。観測期間も1日分のみなので日ごとのブレはある。それを差し引いても、「夏コミ作品は旬を過ぎても売れる」という傾向を読むには十分な数字だろう。

出典:ジャンル別推定売上分析(同人アナリティクス)

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